【海外転送サービス】バゲッジフォワードをおすすめできない理由。

荷物

海外に長く滞在していると、日本のものを取り寄せたくなることがあります。
とくに現在は、コロナ禍で気軽に行き来できない状況なのでなおさらですね。

海外に転送するサービスはいろんな会社が取り扱っていますが、今回はバゲッジフォワードという会社を何回か使ってみて、「もう二度と使わない…」「おすすめできない」と思ったので書きます。

バゲッジフォワードをおすすめできない理由は、以下です。

  1. 支払い後に確認や説明なく条件を変更される
  2. たいていの場合、他社よりもコスパがよくない
  3. コロナ禍で割高な配送手段しか選べない

支払い後に確認や説明なく条件を変更される

バゲッジフォワードではいくつかのオプションや発送方法が選べるのですが、、
実際に届いてみて、指定した条件と違ったことが一度ならずありました。

問題だと思うのは、

見積を承認して支払った後に、確定したはずの条件をなんの確認も説明もなく変更してくる

ことです。

(勝手に)変更された内容は、
バゲッジフォワードから委託された業者から送られてくる追跡メール、もしくは実際に荷物が届いてからの税関告知書などで、はじめて知ることになります。

「あれ?指定した条件と違う…」と。

実際に起こったこと

あるとき大事な人への誕生日プレゼントとして、日本のものを取り寄せようと思いました。

日本のネットショップをのぞいていたら、その人の好みにドンピシャなアイテムが見つかり、どうしてもそれがいい!と思ったのです。
こちらでは売っていない、日本限定の商品です。

ただそのネットショップは、ギフト包装・海外発送には対応していませんでした。

なので「自分宛てに送って、きれいに包装し直してカードでも付けて贈ろう」と思ったのです。

贈り物(GIFT)(ギフト発送)と個人名義のオプションを指定し、その後送られてきた見積内容とマイページで条件を確認して、支払手続き→発送処理完了。

気になっていたのは、自分宛てに送られるわけなので、怪しまれるかな…?ということ。
けどギフトはギフトなんだし、以前も同様の条件で送れたことがあったので、あまり心配はしていませんでした。

荷物は遅れに遅れ、衝撃の関税を告げられる

コロナの影響で、海外の荷物は全体的にかなり遅れているのが現状です。

ある程度覚悟はしていたのですが、それにしても航空便で送ったのに1ヶ月弱かかるとは…。
(通常なら航空便は4〜7日で届きます)

2週間以上余裕をもたせていたつもりが、結局その日には間に合いませんでした。

しかも受け取りに行った郵便局で、衝撃の関税額を告げられることになります。

「◯◯◯ユーロ(3桁)関税を支払ってください」

「え〜〜〜〜ギフトなのに?!」
「安くはない本体代金+安くはない海外転送サービス使用料+この関税ってちょっと、予算オーバーどころじゃない…」

とひとしきり絶望した後、税関告知書をチェックしてみると、なんとギフト発送になっていません。

不審に思って問い合わせてみたら、
「租税回避目的だと思ったので、ギフトは外しました」とのこと。

え?????
事前になんの確認も説明もなく、勝手に…??

いやそれなら支払い前の見積の段階で、確認や説明があってしかるべきじゃないでしょうか。
「この条件では送れないので、この条件に変更します」とか。

発送完了履歴を確認してみても、たしかに贈り物(GIFT)となっていながら、実際には
すべての条件を確認して見積を承認・支払った後で、なんの確認も説明もなく、しれっと条件を変えられていたというわけです。

対処しようがなく、ミスとの区別もつかない

事前に分かっていれば、いくつか対処のしようがありました。

まずギフト発送を選択した理由を説明した上で、それでもその条件では送れない(たとえば自分宛てに送るのがNGなど)なら、
自身で包装したり、カードを付けたりするのはあきらめて、相手に直送するとか、ほかのギフト包装・海外発送対応ショップのアイテムに変更する(今回買ったアイテムは日本の住所で保管しておいて、次回渡す)とか、できたわけです。

事前に対処できたはずの選択肢を奪われたばかりか、これでは単なるミスとの区別もつきません。

なぜ今回だけ「租税回避目的」と見なしたのかも分かりません。(税関が、ではなく海外転送サービスが。)
過去に同様の条件で送れたことがあったからです。

以前にも・・・

そういえば以前にも、似たようなことがありました。

これは自分宛てではなく友人に送ったのですが、やはりなんの説明もなく個人名義のオプションが外されていて、会社名義になっていました。
(これは業者の追跡メールの送り主の欄を見て判明)

またあるときは、商品代金が税関告知書に間違って記載されていたこともあります。。
これも場合によっては致命的なミスですね。

たいていの場合、他社よりもコスパがよくない

ネット上の海外転送サービスの比較記事をいろいろ拝見すると、バゲッジフォワードって、コスパの面でも決して優れているわけではないんです。

特定の条件下(2kg以内の小型包装物を1点だけとか、本とかを印刷物扱いにしたい場合)でのみ、若干有利になる感じ?

しかも、クレジットカードの決済手数料が5%かかります。これが地味に痛い。

それでもあえて使おうと思ったのは、オプションや発送方法が充実していたから。
けどこれらが実質あってないようなものなら、あえてここを選ぶ理由はありません。

コロナ禍で割高な配送手段しか選べない

以前は、他社と比べて配送手段が充実しているのが強みでしたが、、
コロナ禍で、フランスへのSAL便やeパケット配送などは軒並み停止しています。

国によって状況は違いますが、少なくともヨーロッパはどこも似たようなものかと。

手頃な価格で送れる選択肢はなくなり、EMSや航空便など高くつきがちな配送手段しか選べないのが現状です。

しかも遅れが生じまくっているわけなので、なんで船便並みの遅さで航空便を選ばないといけないの…という状況。

まとめ

バゲッジフォワードは支払ってから発送までのスピードだけは早いのですが、、いまはそこにあまり価値を見出していません。
いくら早く送ろうが、コロナ禍で海外の荷物は遅れるからです。

ろくに条件も確認せずに早く送るより、支払い前の見積段階での発送条件の確認・説明という当たり前のことをきちんとやってほしい。

全体的に拙速、不誠実、ミス多しという印象が拭えません。

というわけで、私はもう今後バゲッジフォワードは使わないし、おすすめもできません。

各ネットショップに登録していた転送先住所、変更しなきゃ…(地味に面倒)。

一度使ったら慣れもあって、しばらくここでいいかな〜ってなってしまうので、海外転送サービスはくれぐれも慎重に選ぶことをおすすめします。

荷物

Posted by lamanne