パリカフェ風朝ごはんを作るために徐々にそろえたキッチン用品&家電
よくパリのカフェで提供される、こういうシンプルな朝ごはん。
気持ちよく晴れた日の朝、テラス席でサービスしてもらいながら食べるからこそ価値があるんじゃない?というツッコミはさておき、10ユーロ以上したりします。
(写真のメニューは11,90ユーロ)
「あきらかに原価は高くないよね」
「このメニューを自宅で再現できたら」
と思い続け、約一年かけて自宅キッチンに招集してきたアイテムをご紹介します。
コンフィヌマン(ロックダウン)中も毎朝活躍しているスタメンばかりです。
搾りたてオレンジジュース(Jus d’orange pressé)
フランスにはスーパーや駅ナカなど、そこら中に全自動オレンジ搾り機があります。
その場でガコンガコンとオレンジの実を割って、生搾り果汁を抽出してくれるやつ。
当初はその発想と、搾りたての美味しさに衝撃を受けたものでした。
有人スタンドのジュースバーなら日本にもありますが、意識の低かったわたしにとっては、気軽に一杯って感じじゃありませんでした。。
お隣スペインからフレッシュで安いオレンジが大量に供給されるからか、こちらではオレンジジュースってのはカジュアルにその場で搾って飲むもので、とくに贅沢でもありません。
カフェでもこのJus d’orange pressé(搾ったオレンジジュース)がメインになりますが、たまに100%濃縮還元的なのが出てくると、「志が低い…」などと何様な感想を抱いてしまうという。
お味の差は歴然なので、すぐに分かっちまうんですよね。安ければしょうがないですが。
自宅で搾るには、店頭に置いてあるような立派なマシンとレモン絞りの中間にあたる(?)いいアイテムがあります。
H.Koenig(H.ケーニッヒ)というブランドのを使っていますが、同じくドイツのメーカーです。
手作業で搾るのと比べて圧倒的にラクで、手軽に美味しくビタミンCを摂れるようになって助かっています。
きめ細かいフォームミルクのカフェラテ(Café Crème)
エスプレッソにスチームミルク(ホットミルク)とフォームミルク(泡)を注いでできるカフェラテ。
(イタリアではカプチーノと呼ばれますが)
「仰々しいエスプレッソマシンがないと作れない」とずっと思い込んでいたのですが、、
エスプレッソ
本場イタリアのお宅には一家に一台あるというマネキッタ(モカエキスプレスとも)でもって、ほぼエスプレッソと呼んで差し支えない濃いコーヒー(※)を抽出できます。
※本場では厳密には、マシンで抽出するエスプレッソに対してモカ(Moka)と呼んで区別します
慣れれば取り扱いはカンタンなのに、本格的な味わいのエスプレッソを楽しめます。
↓イタリアのこのメーカーがよくて、このサイズならデミタスカップ3杯分 ≒ 小ぶりのマグカップ1杯分くらい作れておすすめです。
上記に加えて、クレマ(エスプレッソの泡)を作れる上位モデルブリッカの出番も多いです。
マネキッタのデメリットとして、再び使うには本体が冷めるのを待たねばならず、連続抽出できない点があるので、どちらもほぼ毎日使っています。
直火用ですが、IHで使っちゃってます(小声)。
弱火で根気よく抽出するのがポイント。
ガスコンロには、こういうの(↓)をセットすると安定します。
コーヒー豆
- 焙煎(ばいせん)度合は深煎り(ふかいり)
- 挽き具合は細挽き(ほそびき)
のコーヒー豆が適しています。
スタバならエスプレッソ ロースト@DARK ROASTの5〜7番がいいかな?
我が家ではラバッツァのお豆を使っています。
LAVAZZA ラバッツァ エスプレッソ缶(250g入り・粉)
フォームミルク
しばらくは日本から持ってきたハリオのミルクフォーマーを使っていて、頑張ればけっこういい感じのフォームミルクを作れるので気に入っていました。付属ガラスポットのデザインも◎
けど意外にステップが多くて、朝は面倒に感じることも…。
小鍋でミルクを温めてから泡立てていましたが、沸騰すると牛乳臭くなってアウトなので慎重に見守りつつ、周りに泡が出始めたら火を止めポットに移して(レンジ対応なので600W45秒でも大丈夫)、3分くらいは泡立てを頑張らなくちゃいけません。
ウィイイイイインという振動もダイレクトに腕に伝わってきますしね。
疲れると泡が多少へたっていても「まぁ、この辺でいっか…」と妥協することもしばしば。
一方、冷たい牛乳を入れてスイッチポン、で一定品質・お店並みのホットなフォームミルクをこさえてくれる現アイテムは想像以上に便利すぎる。
ハリオで十分かな〜と長いこと迷っていたのですが、買って本当に良かったアイテムです。
(同じメーカーのものがなかったので、評判のいい上島珈琲のこちらを↓)
あえてデメリットといえば、泡立てる部分のパーツを毎回よく洗わないと牛乳臭くなる点ですが、使い終わったら水を入れてスイッチを押して洗浄し、その後軽く手洗いすれば問題ない感じです。
焼き立てバゲット or クロワッサン(Baguette ou Croissant)
バゲット or クロワッサン
こればかりは近所のブランジュリー(パン屋)で調達してきます。
有名店でなくても美味しいので、いまのところ自分でこさえようとは思いません。
(いずれパンづくりの沼にハマらないとも限りませんが)
けどかなしいかな、自宅からブランジュリーまでが微妙に遠い。
焼きたてをゲットできると気分がいいですが、帰る頃には冷めてしまいます。。
あぁパンの冷めない距離に住みたい。
無塩バター&蜂蜜
フレッシュなバゲットかクロワッサンを手に入れたら、シンプルにバターと蜂蜜でいただきます。
パン自体に塩分が含まれているので、バターは無塩(Doux)なのがこだわり。
カフェでジャムが出てきたらありがたく頂きますが、甘すぎるので自宅では蜂蜜のが好みですね。
金属製のスプーンを突っ込むと化学反応を起こして変質につながりますし、蜜切れがよくなくて扱いにくい。
そこで欠かせないのが、木製のハニーディッパーです。
あとはバターナイフも必須アイテム。
この2つのないパンライフはもう考えられません。
トリコロールで可愛いライヨールのセット↓
以上、パリカフェ風のシンプル朝ごはんを自宅で再現するためのキッチン用品&家電でした。
気になるものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
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