冬のパリはいつがベスト?11月上旬はおすすめでない3つの理由

旅行準備

11月上旬にパリ旅行を検討している方は、ちょっと待ってください。

「どうしてもその時期でなきゃ」という特別な事情があるなら止めませんが、個人的には、この時期はあまりおすすめできません…。

ハイシーズンの夏にしろとまでは言いませんが、せめてほんのちょっと前後にずらせないか、考えてみていただきたいと思います。

パリに限らずフランス、ひいてはヨーロッパ全体的に言えることかもしれませんが。

11月上旬をおすすめできない理由

天気がヨクナイ

第一に、お天気がよくありません。

まだ雪が降るほどではありませんが、ひたすら寒いうえに、雨か曇りの日が多いです。

冷たい雨に打たれながらの観光は、気分がいいとは言いがたいものです…。

イベントが空白

第二に、イベント的に微妙な時期に当たります。

11月下旬頃から、街はクリスマスに向けて本格的に装い始め、輝き出します。
名物のクリスマスマーケットは、中旬からスタートするものも。

あとちょっと待てば、、キラキラしたクリスマスムードにあやかれるんです。
一方でパリのハロウィンは地味ながら、先月末に終了したばかり。

日本みたいに「イベント当日が過ぎたら、夜が明ける前に片付けなくちゃ」みたいな感じじゃないので、飾り付けは撤去されていないところも多く、ハロウィン前にタイムスリップした気分を味わえるかもしれませんが。
(苦し紛れ)

まさに二つのビッグイベントの狭間に、ぽっかり空いた虚無のシーズン…なわけですが、「サロン・デュ・ショコラ・パリ」(世界最大級のチョコレート祭典)の後半日程が被っていたりするので、こういった展示会・見本市が目当てで、10月中が難しい場合は、11月初めでもいいでしょう。

改修工事が多い

第三に、この時期はやたらと改修工事が多いです。

夏のハイシーズンに最も美しい姿を披露できればOK、という思惑が透けて見えます。

名所は写真で見るような完璧な姿ではなく、一部ビニールシートに覆われていたり、ガガガガ・・・という工事の音がこだましていたり…といった状況下での見学となり得ることを考慮する必要があります。

大事なところが隠れてしまっているフォンテーヌブロー宮殿
中世に思いを馳せにくいプロヴァンの城壁
まるっと包まれているサントトリニテ教会

逆にメリットもある

しかし!

上記を心得たうえで、それでもよければ、以下の絶大なメリットを享受できる時期でもあります。

行列や混雑が少ない

ピークシーズンの観光名所は目も当てられないほど大行列・大混雑なところも多いですが、この時期ならそういうことはまれです。

とくに美術館など「大行列に並ぶ必要がなく、じっくり見て回れる」ことを至上の価値、と考える人もいるでしょう。

オフシーズンは10〜2月にかけて(クリスマス前後、年末年始除く)と幅があるので、あとちょっとずらして、とは思いますが。

費用が抑えられる

往復の航空券やホテル代など、旅行にかかる費用も比較的安く抑えられます。

全体的に空いていることもあり、

「いまはお金かけられないけど、あの名画の前で10分間立ち尽くしてじっくり鑑賞したい…!」

みたいなニーズを持つ人にとっては、わるくない時期でしょう。
(さすがにモナ・リザ前は常に激混みで、立ち止まることすら難しいですが…)

美術館がメインであれば、多少お天気がアレでも影響は少ないですね。

しかしくどいですが、やはり選べるなら気持ち前後にずらしては、と思います。

冬のパリはこの時期を狙って

じゃぁいつがいいの?という話ですが、個人的には、

クリスマスと大晦日・元旦を除く、11月下旬〜1月6日公現祭
(とくに11月下旬〜12月中旬)

がおすすめです。

理由は11月下旬頃から街がクリスマスムードに包まれるためで、それは1月の公現祭(エピファニー、Épiphanie)の日まで公式に続きます。

公現祭はだいたい1月6日ですが、1月2日から8日の主日(日曜日)になることも。
(来年2020年は1月6日月曜日)

フランスで1月上旬までツリーが飾られているのは、断じてだらしないからではナイのです。

クリスマスを除く理由は、別記事で詳述しますが、24日はともかく25日はちゃんと計画を立てないと、お店がほとんど閉まるので、下手すると食料調達すらままならない日だからです。

また大晦日から元旦にかけては、フランス人は友人と集まってどんちゃん騒ぎするので、シャンゼリゼ通りや凱旋門などは喧騒が半端なく(よくいえば非常に盛り上がっており)、下手するとスリやケンカに巻き込まれて危険。

その喧騒に身を委ねたいんだ!ウェ〜イ!! という方は、どうか自己責任で…(汗)

というわけで、個人的にはクリスマスと大晦日・元旦を除く、11月下旬〜1月6日公現祭」がおすすめなわけですが、クリスマス終了後のクリスマスムードっていうのは、日本人的にはちょっとアレかもしれないので、諸々勘案すると冬のパリは「11月下旬〜12月中旬」(いま時期)がベストと言えるかもしれません。

 

以上、冬のパリ旅行を検討している方へのアドバイスでした。

ご自身の状況やニーズに合わせて、マイベストな時期を選んでください。

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Posted by lamanne