全米でバカ売れした多機能CCクリームを仏Nocibé(ノシベ)で調達

ノシベ戦利品ベースメイク, コスメ

新作ファンデサンプルで撃沈

先日オペラ界隈を歩いていたら、パリジェンヌなお姉さんがメイ◯リンの新作ファンデサンプルをくれました。

ちょうど紫外線対策万全なBBクリームを探していて、ファンデだけど「SPF50」「broad spectrum(※)」とあっていいかもと思い、嬉々として早速試してみたわけです。

※broad spectrum: SPA対策できますよってこと。詳しくは↓

そしたら妙に厚塗り感が出てシワっぽく、相方から

「歳、取っちゃったのかと思った」
「…なんか黄色くない?」

と散々な言われよう!!

現品購入は絶対にないし、これは早く何か探さないとマズイとお尻に火が付いて、前々から気になっていたCCクリームを買いに走ることに(泣)

パリでIT Cosmeticsがほしい

以前シティファルマでラロッシュポゼのBBクリームを買って大失敗して以来、メイクアイテムは専門店で買おう…と心に決め、最初はセフォラでよさそうなのがないか探していたわけです。

調べてみると、IT CosmeticsというブランドのCCクリームがなかなかよさそう。
ただアメリカのセフォラがメインで、フランスのセフォラではなぜか取り扱っていないようなんですね。

あきらめきれずに、フランス語版公式サイトのStore Locatorを見てみたら、Nocibéというチェーン店(パリにいっぱいある)に置いてるみたいなので、最寄りのNocibéとやらを訪れてみることに。

フランス版セフォラ?Nocibé(ノシベ)

グーグルマップでは「香水専門店」とあったのでそんな感じかと思いきや、ふつうに化粧品のほうが多くて、比較的地味な落ち着いた雰囲気のフランス版セフォラといった感じ。

ノシベ、フランスでは有名な大手コスメチェーン店だそうです。
1984年に香水店としてスタートしたとか。

ウロウロしていたら店員さんが優しく声をかけてくれて、該当コーナーに連れて行ってくれました。
買う商品も色番も事前に調べておいたので、非常にスムーズにピックアップ→お会計。

なんせ言葉の壁が厚いので、日本にいたときみたいに美容部員さんに細かく相談とかはできなくて、逃げるようにお店を出てきてしまったけど、もしタッチアップのサービスがあったんだったら、色味を合わせてもらってもよかったな、、とちょっと後悔。

ポイントカードとサンプルを2種類くれました
爽やかなアイリスのお花の香水サンプル

IT Cosmetics&アメリカで最も売れたCCクリームとは?

IT Cosmetics(イット コスメティックス)とは、2008年にアメリカのニュースキャスターJamie Kern Lima(ジェイミー・カーン・リマ)が、形成外科医と共同で立ち上げたコスメブランドです。

「IT」とはInnovative Technology(革新的技術)の略で、アイティーではなくイットと読まれます。
(情報技術のInformation Technology、代名詞のitとかじゃない)

彼女は皮膚疾患があり、仕事柄コスメフリークでした。
世の中のコスメでは満足できず、形成外科医らと協働して、カバー力などメイクアップ効果が高いのに、肌に優しくてスキンケア効果も高いコスメの開発に自ら乗り出したといいます。

その後ブランドは成長を続け、2016年8月にはフランスの化粧品大手ロレアル(L’Oreal)に1,200億円(US$ 1.2 billion)もの大金で買収されています。
(この買収で彼女はロレアル唯一の女性CEOになったが、3年間の契約満了で今年8月に退職)

そんなIT Cosmeticsの看板商品の一つが、2016〜2018年にアメリカで最も売れたCCクリーム「Your Skin But Better CC+ Cream with SPF 50+」。

以下7つもの製品を兼ねる多機能オールインワンCCだといいます。
(勉強のために英仏併記)

  • ファンデーション(Full-coverage foundation / Fond de teint haute couvrance)
  • 日焼け止め(SPF 50+ UVA/UVB broad-spectrum physical sunscreen for face / Protection SPF 50+)
  • コントロールカラー(Brightening color corrector / Correcteur de teint)
  • アンチエイジングセラム(Hydrating anti-aging serum / Sérum anti-âge)
  • 毛穴カバー下地(Poreless-finish primer / Base de finition anti-pores)
  • コンシーラー(Dark spot concealer / Correcteur anti-taches)
  • 保湿デイクリーム(Moisturizing day cream / Crème de jour hydratante)

個人的にはカバー力はともかく、肌に優しくてスキンケア効果があること、UVA対策もできて日焼け止め効果が高いこと、クリームとか下地とかあれこれ重ねなくても一発で済むこと(ものぐさ)を重視しているので、よさそうかなーと。

ロレアル傘下で全米ベストセラー、Allure誌のReaders’ Choice Awards 2019受賞と実績も十分なアイテムです。

実際に使ってみた感想

最初に失敗談を。
いつものBBクリームと同じ感覚で、ワンプッシュ出して全部塗ったらえらいことになりました。

力強くワンプッシュしてしまうとオーバー

ちょっとフルカバーしすぎ、色も明るすぎてなんか能面っぽい。

メイ◯リンサンプルのときみたいに、シワっぽく黄ばんで老けるということはなく、ツルンとした感じなんだけど、、これはこれでパリによくいる顔だけ白いアジア人(たぶん中韓の方々)や…!

色白ブルベならFairで大丈夫って言ったの誰…
けっこう色白なほうだけど浮くやないかい!!!

とネットの口コミを鵜呑みにした自分が情けなくなる。

勢いで一番明るいFairをチョイスしてしまった

唯一の救いは、これから冬になること。
タートルネック・コート・手袋で地肌を覆い隠してしまえばいいわけね?

夏の薄着で顔だけ白かったら、カッコわるすぎて目も当てられない…。
(東アジアは美白命な感じだけど、ヨーロッパは日焼け礼賛なので浮いてしまう)

ともあれ肝心の使用感は、評判通りいい感じ。
カバー力があるのにナチュラルで、お肌がきれいに見えます。

メイクオフした後の肌も疲れてない。
安心して肌にまとえます。

2019年11月追記:
実際に1ヶ月以上使ってみて、ファンデ並のカバー力がちょっとオーバーに感じることも(好みの問題ですが)。

あとちょっと「落としにくい」のが難点ですね。
真夏のレジャーなどではその分、しっかり防御してくれそうですが。
ヨーロッパの冬、日常使いするにはtoo muchな気がするので、また夏に活躍させようと思っています。

〜正しい色選び〜ブルベならFair LightかLight Mediumでしょう

徐々にコツがつかめてきて、量をかなり少なめにして慎重に伸ばせば、そこまで首との差は目立たないと分かりました。
(神経質なのでその少しの差が非常に気になるけれども)

だけどね、、
わたしの中では日焼け止めとしての役割も大なので、限りなく薄めに塗らなきゃいけないなら効果半減じゃない?

もし次回リピするなら、やはりトーンを落としてFair LightかLightでいいな、、
と思ったら、公式サイトにご丁寧な色味の解説がッ!

Fair—ultra porcelain skin, fairest of fair skin, with warm (yellow) undertone
Fair Light—fair skin, if you burn easily in the sun, with cool (pink) undertone
Light—light skin with more warmth (yellow) to your skin
Light Medium—light to medium skin with cool (pink) undertones
Medium—medium skin with warm (yellow) undertones (this is Jamie’s shade!)

出典:How to Apply – It Cosmetics
(赤、青太字追記)

これは、、イエベとブルベのこと言ってません?

実際、Warmタイプはゴールドのアクセサリーが映える、Coolタイプはシルバーアクセが完璧!みたいな記述があるのでだぶんそう。

つまりブルベ色白タイプは、FairじゃなくてFair Lightにすべきだったってことですね。
事後にこれだけ調べてるのに、どうして買う前に調べないんだろう…うぅ…。

よほど日焼けしているのでなければ、ブルベの方はFair LightかLight Midiumが合うと思われます。

消費期限が明確なのがうれしい

こんな感じでパケ表面に消費期限が明記されているのは、なかなか使い切れずに中身の心配をしながらズルズル使い続ける…という事態を防げるのでありがたいです。

3分の1〜半プッシュで全顔いけるくらいだから、来年11月までに使い切るのは難しいかも、、ってくらいフルサイズは容量たっぷり(32ml)。

15ユーロくらいでミニサイズも置いてあったので、気になる方は色味の確認を兼ねて、そちらから入ってみるのもいいでしょう。
(なぜそっちを買わなかったかといえば、Fairは売り切れだったから…。Fair Lightは、ミニサイズは作ってないっぽいです)

日本でオンライン購入もできます

アメリカのセフォラやフランスのノシベで直接買ったほうが当然お得なわけですが、日本でもオンライン購入できます。

気になる方はぜひ。