【パリスーパー】子ども向けだけどやみつきなチョコ菓子2選
フランスはビター&ブラックなチョコレートなら充実していますが、たまに無性〜にシンプルなミルクチョコが食べたくなります。
パリのスーパーのチョコレート売り場は、一列全部板チョコ!!
みたいなのが多くて圧巻なんですが、明治ミルクチョコレートみたいなバランスのミルクチョコを探そうとすると、これが意外と難しい。
ミルクっぽすぎたり、甘すぎたり…(明治だとハイミルクに転んじゃう感じ?)。
板チョコじゃなくて子ども向けのチョコレート菓子なら、キットカットやM&M’sなど、子どもの頃から親しんでいた外資系のやつもあるので、比べてなじみやすいですね。
今回はスーパーで見つけて何回かリピートしている、お気に入りのチョコ菓子を2つご紹介します。
ビックリマンチョコを分厚くしたみたいなやつ
カルフールで見かけて、目を奪われたこちらのお菓子。
フランスの大手チョコレートメーカーCÉMOI(セモア)のQuadro Pocket(クワドロ・ポケット)といいます。
パケのイメージからして、ちょっとビックリマンチョコっぽいな…?
と思い試しに買ってみたところ、見た目だけでなく味や食感も、まさにビックリマンチョコw
違いは、ぶ厚いこと。
明らかに子ども向けだと思うのですが、これが美味しくて止められない。
見かけたら2〜3個買いだめしています。
お値段は1パック9個入りで1,59〜2,20ユーロと、スーパーによってまちまちですね。
1個20〜30円くらいだから、1977年発売当初は本体価格(税抜)30円ながら、いまは1個80円(!)らしいビックリマンよりはるかにお得なのでは。
しかもいまのビックリマンはピーナッツではなく、2010年〜ビスケットクランチに変わっているとか。
(子どものピーナッツアレルギー問題に配慮した結果らしいですが…)
もっとも、あちらはシールありきの「懸賞品」扱いで、「シール(懸賞品)は商品価格の2%以下にせよ!」という謎の景品表示法改正により、値上げせざるを得なかったといいます。
(シールのコストを下げてチープにする、中身が分かるようにして懸賞じゃなくする、むしろお菓子を同封しないなどの選択肢は却下されたということ)
M&M’sピーナッツみたいなカラーコーティングしてないやつ
売っているお店をあまり見かけないうえに、どうやらドイツ製みたいですが、なんとなくM&M’sに似てるな…と思って買ってみたこちら。
M&M’sの味が好きですが、どうもあの毒々しいカラフルなコーティングが体にわるそう…と思って躊躇してしまうんですよね。
(実際に酸化チタンやタール系色素など、合成着色料がブリブリ使用されている)
Treets(トリッツ)は、地味ながらなんと60年以上も前からヨーロッパで販売されているロングセラーです。
もとはM&M’sの会社Mars(マース)のブランドだったようですが(それで似てるわけね)、いまはドイツの会社に移っているようです。
近場スーパーでのお値段は、1袋185gで2,85ユーロ(約340円)。
味や食感はM&M’sそのもので、違いはめっちゃふぞろいなこと(M&M’sもそうか?)wと、色素でカラフルにコーティングされていないこと。
ざっと原材料(Ingrédients)を見てみたところ、着色料(colorant alimentaire)はベトラーヴというビーツの濃縮液(concentré de jus de betterave rouge)を使っているようで好感が持てます。
ベトラーヴ(une betterave)というのは、ぱっと見鮮やかな赤で、かぶっぽいんですが、かぶ(アブラナ科)ではなく、ほうれん草など(アカザ科)の仲間にあたる野菜です。
味は独特で、少し甘ったるいですね。
フランスではわりとメジャーな野菜で、「食べる輸血」と言われるほど栄養豊富と言われます。
M&M’sのように人工着色料を駆使してでもカラフルなほうが目に楽しく、食欲をそそる(?)のかもしれませんが、わたしは安心感のあるTreetsのほうが好みですね。
ついでに、目を凝らさないといけないくらい小さいですが、パケの隅に「FAIRTRADE COCOA PROGRAM」とプリントされています。
なんだフェアトレードしてるなら、もっとアピールしてもいいのに。
シンプルすぎるオレンジ色のパケは、当初のデザインを死守しているのかもしれませんが、自然派(?)&フェアトレードのイメージが伝わってこなくて、個人的にちょっともったいない感じがします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません