旬の食材で実感するパリの深まる秋
日ごとに秋が深まっていくのを、街中で目にする食材からひしひしと感じます。
つい最近まで強烈だった陽射しはぐっと弱まり、大好物のレンヌクロード、モモ、スイカなどの旬も完全終了してしまったのはさみしいですが、そこかしこに出回る強力な秋の味覚に、ひたすら薄暗くて寒いパリの秋冬もわるくないさ、と強がってみるのです。
栗(des châtaignes ou des marrons)
10月のパリは栗だらけ。
その辺の街路樹の下や公園にゴロンゴロン転がっています。
栗フレーバーのはちみつなども買ってみましたが、ちょっとクセが強いかな?
主張が激しいので、パンやはちみつの風味を押しのけてザ・栗が前面に躍り出てくる感じ。
風物詩の焼き栗、マロン・ショー(les marrons chauds)にも挑戦したいですが、まだ試せてない。
チャイ、アッサム(du chaï à thé noir Assam)
夏は炭酸水や氷を渇望していましたが、寒くなってきたのでミルクティーが恋しい。
BIOのスパイシーな茶葉と、濃厚な生乳(du lait cru)で仕立てるチャイは格別です。
(珍しいルイボスのチャイ↓)
カボチャ(une citrouille)
カボチャのスープは季節感満載で、出来たてでも冷やしても美味しいですね。
玉ねぎとじゃがいも、生クリームで濃厚に仕立てます。
キノコ(des champignons)
種類がありすぎてワケワカメなフランスのキノコ軍団も襲来します。
とりあえずジロール(des girolles)は覚えました。
アプリコット(アンズ)の香りがすることから、日本ではアンズタケというとか?
ソースがよく絡んで食べごたえのあるキノコです。
ブドウ(des raisins)
ハリのある皮をまとうあまく熟れたブドウ。
酸味があって爽やかな白ブドウを冷やして食べるのが好みです。
赤ブドウは甘みが強くて、日本のものと味が似ています。
イチジク(des figues)
もう木に生る生洋菓子かな?と思うくらい複雑で完成されたお味。
ガブリと生食でいただきます。
ポワロネギ(des poireaux)
甘みのある太いネギ。
日本のネギは細くて苦味があり「和」な味付けになるのに対し、フランスのネギは太くて甘みがあり、洋風に仕上がる不思議。
ハマっている調味料:エスプレット唐辛子(du piment d’Espelette)
モノプリで発見し、買い求めてみたエスプレット唐辛子の粉末。
こんなちっこいので5ユーロくらいした!
(直径4cmほど)
バスク地方の唐辛子で、ぜんぜん辛くないけど全体の味を引き締めて格上げしてくれる、名隠し味です。
お料理だけでなくお菓子にも使われます。
最近は何にでも入れてみるのがマイブーム。
ピマンデスペレット AOP 50g瓶(常温)エスプレット唐辛子
引き続き秋の味覚を堪能したいと思います。
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